自己否定と自己分離

こんばんは。

 

最近冷え込みますね。仙台には夏と冬しかないのかな。

もう少しあたたかいとお洒落もしやすくて良いんだけど…

 

最近自分について思うことがあるんです。

 

なんかね、自分が二人いるような気がする。

 

もちろん二重人格とかではないです。

こわくないよ、こわくない。

そのために、ちょっとだけ、いや、ちょっとじゃないかもしれないけど前置き。

 

中学生の頃の話です。

田舎の学校に通っていたんだけど、町に学校が一つしかないから同級生の勉強への意識が低くって。

僕はその井戸のなかでたまたま蛙になれた人。

でもね、他にも勉強ができる人はいるのに、なぜか僕だけ妬まれた。

 

テストが返ってくれば、

 

「何位だった?」

 

必ず何人かに聞かれる。

ここまではいい。

 

「1位だった」

 

そう答えると、

「いいなぁ~、勉強しなくても頭良くって」

 

嫌味を言われる。

では、順位を言わなかったらどうなるのか。

 

「どうせ1位なんでしょ」

 

じゃあ何て返してほしいんだよ。

 

今になってみれば、そうやって僕をサンドバッグみたいに殴ることで、勉強に悩む自分を不安から守っていたんだなとわかるけど、やっぱり嫌な思い出だな。

 

自分の誇れる面を出すと叩かれる。そんな経験をしていたら、いつしか自分に否定的になることが正しいと思うようになってしまった。

 

自分は最低で、ダメな奴。

 

そう思うことが僕にとっての正義で、それは間違っていると思いながらも、今もまだそれが残っている。

 

明るい話題にしようか。

 

僕ね、自分のことをサンドバッグだと思ってる。

というのも、相手に合わせるし、相手に利用されるし、相手を一番大事にするから。

つまり、相手のことを考えすぎて殴られっぱなしってこと。

 

僕をイジっている諸君、心当たりがあるんじゃない?

 

でも、構ってもらえるのは嬉しいから、中のウレタンが出ない程度に殴ってね。(サンドバッグの中身って砂じゃないらしいよ、初耳!)

 

あまり明るい話題でもなかったか、ごめんね笑

 

さてと、前置きは終わったかな。

ここからは「悲観者」の由来について話します。

 

ゴホン、ゴホン。

こら、あの青色不気味機関車を思い浮かべない!

 

さて、

 

僕が自己否定の染みついた人間だってことは話したよね。

高校のときもそうでした。

 

僕は一人で音楽を聴きながら駅まで帰るのが好きで、毎日そのときの気分に合った音楽をかけてはその日の自分を振り返っていました。

ぼっちじゃないです。ひとりです。

 

一日を振り返っては、あのときこう言ったのは正解だったのかとか、こうしていたらこんな風になっていただろうなんて思い返す。

でも、一日の反省会をしながらひとりで歩いてるのって格好悪いじゃない?

だから僕は、一日を振り返る自分を否定する。

否定することで自分を落ち着かせる。

でも、反省会を否定する自分を否定する自分が好きになれなくて。

そうやってまた、僕は僕を否定する。

これが5,6回くらい続いて、きりがなくなってやめる。

これの繰り返し。

 

つまり、自分を否定しても否定してもn人目の自分がさらに自分を否定しようとする。

そんなネガティブな自分は嫌だなあって。

だから、こうやって悪い方向に思考を持っていこうとする自分に対して「悲観者」の名前をつけた。

 

これが「悲観者」の由来。

といっても、この話の以前に僕はネガティブな面が沢山あったんだけどね。

 

この話で言いたかったことは実はもう一つあって、

それが、自分を分離して考えるということ。

 

最初に自分が二人いるような気がするって言ったでしょ。

否定する自分とそれを否定する自分がいるように、普段から自分を二つに分けて考えてしまう。

 

それが、本能的な自分と理性的な自分。

倫理みたいだよね。(習ったの3年前だから責任はとらん。)

 

僕の本体は理性的な自分の方で、本能的な自分を押さえつけて生きてる。

本能的な自分は悪い自分で、我儘で、怒りっぽい。

理性的な自分は、まわりの目を気にしてそれに合わせようとする。

 

例えばね、

友達から青色不気味機関車の名で呼ばれたとする。

そうすると、まず、本能的な自分がムッとする。

怒りっぽいなと思うこともあるけど、このイジりはここ1ヶ月で数十回はされててうんざりだから仕方ないよね。(なんでみんな飽きないのかな。)

それで、理性的な自分がまわりの雰囲気を優先して、本能的な自分を押さえつける。

その結果、自分の気持ちを隠してまわりに合わせたレスポンスをする。

 

うーん、何が言いたかったかというとね…

最近ね、そのことでイジられすぎて本能的な自分に勝てなくなってきて。

だから、ちょっとでも嫌な反応をしちゃったらごめんねって。

イジられ過ぎて嫌になってきた自分もちゃんと出した方が良いんだけど、まわりの楽しい空気を壊したくない自分もいて、どうしたらいいかわからない。

 

イジるなとは言わない。

 

でもね、間隔をあけてほしいなとは思う。

友達に会う度イジられるので。

あと、僕の反応が悪くても、理性的な自分が頑張っているんだと思ってね。

 

本当は僕がこう一歩譲って話すことではないような気がする。

でも、相手を優先してしまう自分が好きだし嫌い。

そんなことを文章にして伝えてしまっている自分をもう一人の自分が否定する。

そいつをまた新たな自分が否定する。

 

やめたほうがいいよね、こういうの。

 

何言ってるかわからないし、気持ち悪いと思うかも知れない。

でも、普段こういうこと言わないから、たまには良いよね。

 

 

さて、このままだと後味悪そうだから、この前描いた絵を貼っておきます。

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蛙、かわいいでしょ。

この間雨だったっていうのと、井の中の蛙を意識して描きました。

これでこの文章の印象が中和されるといいな。

寝よう。